つくり方

削るか、流し込むか

キャスト加工と鍛造加工のちがい / MESREH編集部 / 2026.08.05 公開

金属を流し込んで形にするのが鋳造。金属をたたいて締めながら形にするのが鍛造です。 どちらが優れているという話ではありません。向き不向きが、はっきり分かれます。 強度で選ぶか、形の自由さで選ぶか。それが分かれ目です。

何が違うのか

鋳造(キャスト) 鍛造(たんぞう)
作り方 溶かして型に流し込む かたまりを打ち延ばす
形の自由さ ほぼ何でも作れる 単純な形に限られる
金属の締まり 流し込んだまま たたいて締まっている
同じものを複数 得意 1点ずつ作ることになる
向いているもの 装飾のあるもの、複雑な形 甲丸の指輪、板もの

鍛造が強い、と言われる理由

たたくと、金属の内部の粒がつぶれて向きがそろいます。そのぶん密になり、粘りが出ます。同じ素材・同じ太さなら、鍛造のほうが変形しにくくなります。

ただし、これが効いてくるのは細くて単純な形のときです。甲丸の結婚指輪のような、装飾のない形。そういうものは鍛造に分があります。

鋳造でないと作れないもの

一方、たたいて作れる形には限りがあります。次のようなものは、鍛造では現実的に作れません。

工具が入らない形は、流し込むしかありません。ジュエリーの多くが鋳造で作られているのは、このためです。

「鋳造は弱い」への、正直な答え

流し込んだままの金属は、たたいた金属ほど締まっていません。これは事実です。ごまかしません。

ただし、実際に問題になるのは極端に細い部分がある場合にほぼ限られます。普通の厚みがあれば、日常で困ることはまずありません。

そして、細さが心配なところは設計で太らせられます。「ここは細すぎませんか」と聞いていただければ、見た目を変えずに保たせる方法をご提案できます。

どちらで頼むか、迷ったら

装飾があるなら鋳造、装飾がないなら鍛造も選択肢、という分け方でだいたい合っています。

お見積りのご相談(30分)は初回無料です。オンラインでも、東京・御徒町の工房でも承ります。形を拝見して、率直にお答えします。鍛造のほうがよい形なら、そうお伝えします。

続けて読む

まずは、ご相談から

作りたいものが決まっていなくても構いません。お見積りのご相談(30分)は初回無料。ご来店・オンラインのどちらでも承ります。

データを送って発注する → 相談する(初回無料)→

相談する(初回無料)データを送ってご発注