キャスト加工(鋳造)とは、原型をもとに金属を溶かして流し込み、同じ形を再現する金属加工の総称です。ジュエリー製造では「ロストワックス鋳造」と呼ばれる方法が主流で、シルバー・ゴールド・プラチナといった貴金属を、1個の試作から量産まで柔軟に作り分けられます。この記事では「キャスト加工とは何か」を、初めての方にもわかるよう基礎から解説します。
キャスト加工の仕組み(ロストワックス鋳造)
ジュエリーのキャスト加工は、次の流れで進みます。
- 1. 原型をつくる:ワックス(ロウ)や樹脂で、作りたい形の原型を用意します。近年はCADデータから3Dプリンターで直接出力する方法も一般的です。
- 2. 石膏で埋める:原型のまわりを石膏で固めます。
- 3. ワックスを溶かし出す:加熱してワックスを溶かし出し、原型と同じ形の空洞をつくります(=ロスト=失われる、ワックス)。
- 4. 金属を流し込む:空洞に溶けた金属を流し込みます。
- 5. 取り出す:冷え固めた後、石膏を壊して金属を取り出し、研磨などで仕上げます。
→ 各工程のより詳しい解説は 「ロストワックス鋳造の工程を徹底解説」
キャスト加工のメリット
- 同じ形を安定して複数個作れる:手作業の一点物と違い、量産に向く。
- 複雑な形状を再現できる:一度に立体的な形を成形できる。
- 3Dデータからそのまま作れる:CADデータがあれば原型を直接出力でき、修正・再生産がしやすい。
キャスト加工が向いているもの
指輪・ペンダント・ピアスなどの一般的なジュエリー全般に向いています。特に、立体的な装飾のあるデザインや、同じものを複数作りたい場合、将来的に量産を見据えたサンプル制作に適しています。
料金はどれくらい?
キャスト加工の料金は、金属の種類・使用量・形状の複雑さ・仕上げ方法で決まります。MESREHではキャスト加工を¥440〜承っています。相場や内訳のくわしい考え方は、専用記事にまとめています。
MESREHのキャスト加工が選ばれる理由
MESREHのキャスト加工は、原型からゴム型を作る従来の方法ではなく、CADデータから3Dプリントで原型を直接出力してキャストする方式です。この違いが造形の自由度とリピートのしやすさを大きく変えます。
- 発注も受け取りも自宅で完結:オンラインで見積り〜納品まで。
- ゴム型では作れなかった造形:複雑な形状・中空(空洞)構造・新しいチャレンジ造形も可能。
- 原型なしでもCADデータでリピート:データが資産になり、ゴム型の保管・管理が不要。
- 試作1個から量産まで:同じデータで少量も量産も安定生産。
デザイナー×エンジニアの一貫体制、東京(台東区・御徒町)+甲府の2拠点でサポート。現物しかない場合も3Dスキャンでデータ化できます。
よくある質問
Q. キャスト加工とロストワックス鋳造は違いますか?
A. ロストワックス鋳造はキャスト加工の代表的な方法の一つです。ジュエリーのキャストはほぼこの方法を指します。
Q. 3Dデータがなくても依頼できますか?
A. できます。現物からの3Dスキャンや、ゼロからの3Dモデリングにも対応しています。
Q. 1個だけでも作れますか?
A. はい、試作1個から対応可能です。
まずは相談する
キャスト加工・3Dプリント・3Dモデリングのご相談はオンラインで完結します。試作1個からどうぞ。
執筆:MESREH編集部|技術監修:株式会社エイチ・エム・エヌ(HMN)|公開日:2026年7月17日